セラピストの研修がきつい、覚えられないというお話はよく聞きますよね。
未経験だとセラピストに興味があっても「研修大丈夫かな?」と思って躊躇する方も多いと思います。
この記事では、セラピストの研修で覚えられない・きついと感じる内容やその対処法をご紹介します。
- 【現役が解説】覚えられない・きついセラピストの研修の内容
- 【現役が解説】セラピストの研修が覚えられない・きついと感じた時の対処方法
- まとめ
【現役が解説】覚えられない・きついセラピスト研修の内容は?
セラピストの研修ってきついってよく聞くんですけど本当ですか?
そうですね、セラピストの研修は未経験者だと結構ハードだと思います。
研修期間中(1か月~1か月半)に覚えることは沢山ありますし、何より研修の進むスピードが早いのでついていくのが大変だという声は多いですよ。
セラピストの研修はきつい、覚えられない、というお話はよく聞きますよね。
ここからはセラピストの研修の内容やどんなことがきついのか、何が覚えられないのかを詳しく解説していきます。
接客マナーを身に付ける
セラピストの研修で覚えられない・きついと感じること1つ目は接客マナーを身に付けるです。
清潔感のある身だしなみや丁寧な言葉遣いなど、社会人として働く上で必要になるマナーやスキルを学びます。
- 研修生同士で身だしなみのチェックや笑顔を確認
- 研修生同士で接客をやり合う etc…
接客マナーの研修自体はそこまで難しくはないものの、お店によっては接客マナーや言葉遣いなどで厳しいチェックがあるところもあります。
解剖学や生理学などの専門知識を身に付ける
セラピストの研修で覚えられない・きついと感じること2つ目は解剖学や生理学などの専門知識を身に付けるです。
基本となるもみほぐしやリフレクソロジーの座学で専門知識を学びます。
- 筋肉の形
- この筋肉はどこからどこまで付いているのか
- 筋肉の機能
- 肩こりはこの筋肉を触る
- 足裏の反射区
- この手技にはどんな効果があるのか etc…
少しでも解剖学や生理学の知識を入れておくと、もみほぐしやリフレクソロジーの練習が効率よくできます。
自分は今どの筋肉を触っているのか、この手技をやることでどんな効果が期待できるのかなど、今やっている施術はこういうもの、ということが分かってくると今後のスキルUPにも繋がりますよ。
お店で扱う技術(施術)を身に付ける
セラピストの研修で覚えられない・きついと感じること3つ目はお店で扱う技術(施術)を身に付けるです。
セラピストの研修生の多くがきつい、覚えられない、と悩むのがこれです。
研修生の多くは未経験の方なので、センスのある人やよくマッサージをやっている人はすぐに覚えて出来ることもありますが、すぐに技術を身に付けることは難しい人がほとんどです。
施術は思っているよりも体力を使いますし、一生懸命施術の練習をしていると、指や手首が痛い、身体の節々が痛くなってきた、なんてことはよく起こります。
これが原因で研修を辞退する人も多いです。
研修での集団生活
セラピストの研修で覚えられない・きついと感じること4つ目は研修での集団生活です。
これは全ての研修生に当てはまるわけではありませんが、もし研修施設が遠方の場合は寮生活になることもあります。
1人部屋ならきつくはないですが、2人、3人もしくは4、5人で同部屋で生活しないといけない、ということもあります。
ハードな研修を終えて、いざ寮に帰ると次はプライベートがない空間でほとんど知らない人と過ごさないといけない。
もちろん同部屋の方と仲良くなって楽しい、同じ研修先の仲間として絆が深まることもありますが、プライベートの時間がとれない、空間がないことにストレスを感じる人も多いです。
私が実際に体験した研修先での集団生活のお話
セラピスト未経験だったので必ず研修に行かないといけませんでした。
研修先が遠方だったので会社が所有していた寮で生活することになりましたが、2DKの部屋を5人で共有して使っていました。
シャワーや食事、消灯などの時間が細かく決められていたので、1日ハードな研修のあとで自由に自分の時間がゆっくり取れなかったことがストレスでした。
最初は5人いた研修生の内、1人は研修についていけず辞退、2人は寮の密な空間が嫌になったのか、たびたび近くのホテルにお金を出して泊まっていました。
私は最後まで研修生用の寮で過ごしましたが、正直もう寮はいいかな…と思いました。
【現役が解説】セラピストの研修が覚えられない・きついときの対処法4選
セラピストの研修って聞いてみると思ったよりもきつそうですね。きついとか覚えられないときはどうしたら良いとかありますか?
ではセラピストの研修できつい、覚えられないっていう状況になったときにどう対応したら良いのかをお伝えしますね。
前述のきつい、覚えられないと感じる研修の内容と合わせてチェックしてみて下さい。
暗記物はざっくり覚えよう!
解剖学や生理学などの専門知識、接客のときに使う用語など、研修の時に覚えることは沢山あります。
覚えることが苦手な方は基本的にざっくり覚える、を意識してみて下さい。
解剖学・生理学を覚えるとき
- 筋肉の形・機能(一言一句正確に覚えなくてOK)
- 症状別どこを施術すれば良いのか・どんな効果があるのか(腰痛のときはこの筋肉を施術する) etc…
接客マナーや用語を覚える時
- 会社理念、接客マナーなどの文章を覚えるときは【書きながら音読する】を2~3回繰り返す→1つ覚えたら同じやり方で1つずつ覚える文章を増やす→繰り返し
技術が覚えられないときに最初にやることはテキストで流れを把握すること!
セラピストの研修で技術が覚えられない時に一番最初にやるべきことはテキストで施術の流れを把握すること。
技術を早く覚えようと実践からやる方が多いですが、最初は簡単にテキストで流れを把握していた方が施術の流れは覚えやすいです。
技術が覚えられない時の対応方法
- テキストを読んで施術の流れを把握する(暗記はしなくて良い)
- テキストを確認しながら実技の練習
- 実技で圧の入れ方や姿勢が分からないなどあればテキストの書き込む
- 講師の先生に分からないところを確認してもらう
- 研修生や講師の先生に通しで施術をやってみる
- 覚えていないところをテキストで確認
- 繰り返し練習
技術が覚えられない方はぜひやってみて下さい!
技術で力加減・やり方が合っているか分からない時は研修の講師に必ず確認してもらおう!
実技の練習の時に力加減ややり方が合っているのか分からない時は、必ず研修の講師の先生に確認してもらいましょう。
多くの研修生がきついと感じる研修が実技の親指や主根を使った「押圧」です。
押圧はやり方が合っていても間違えていても、最初は指や手首が痛くなるし、何よりも慣れるまでにかなり時間がかかります。
自分は力いっぱい押圧しているつもりでも受けている側は全く圧が入っていない、なんてことはよくあり、研修中で押圧が完璧に出来る人はごくわずか。
押圧の練習は多くの研修生が躓きやすいものの1つです。
力が入らない、指が痛い、やり方が合っているのかなど、少しでも疑問があればきちんと講師の先生に確認してもらいましょう!
研修がきついと感じる時はしっかり寝るor休むことが大切!
研修がきつい、辛いと感じる時はとにかくしっかり寝ること、休むことが大切です。
1日を通しての研修は本当に体力的にきついと感じる方がほとんどなので、しっかりと休息を取ることは本当に大切です。
研修期間内(1か月~1か月半ほど)研修の内容を覚える、技術の練習、テストに合格しないといけないので、休める時にしっかり休まないと体調を崩してしまいかねません。
しっかり休息を取らないことで研修がよりきつい、辛いと感じることもあります。
研修を頑張ることは本当に大切ですが、休息もしっかり摂りましょう!
まとめ
多くのセラピスト未経験者は研修に合格してセラピストとしてデビューをします。
セラピストに興味があるけど、研修がきついんじゃないか、覚えられないときはどうしたら…と不安になることもあると思います。
そんなときに一番大切なことは、とにかく研修を合格する!とマインドを強く持つことです。
セラピストに興味がある、これからセラピストの研修に行く予定がある方は、研修が覚えられない、きついときの対処法を参考にしてみて下さい。
それでは『セラピストの研修が覚えられない!きつくて辞めたいときの対処法3選』をお届けいたしました。